来たる時代に誰が僕の詩を信じるだろうか
それが君の最高の取り柄で満たされていたとしたら。
しかし天の知る通り、そのような詩もただの墓であり
君の命を隠し、君の姿の半分も見せないものなのだ。
もし僕に君の瞳の美を書くことができ
君の美点を瑞々しい詩句で数えられたとしても
来たる世代はこう言うのだ。「この詩人は嘘つきだ。
そのような天上の筆が地上の顔の化粧をしたことはない。」
それだから僕の詩集も、時代と共に色あせる頃には
言葉ほどに真実のない老人のように蔑まれるだろう。
君の真実の権利は詩人の狂乱と呼ばれ
古臭い歌の大げさな節回しだと言われるだろう。
しかし君の子供がその時代に生きていたなら
君はその子と僕の韻律の中で二重に生き続けるだろう。
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Open Source Shakespeare|Sonnet 17