【作曲家】
▶マテュー・ルシエ
Mathieu Lussier (1973-)
・カナダのモントリオール出身の作曲家、指揮者、ファゴット奏者。
・管楽アンサンブルのペンタドルを主催している。
・2014年よりモントリオール大学で教鞭を執っている。
・2019年よりアリオン・バロック・オーケストラの芸術監督。
【音源】
▶マテュー・ルシエ:パサージュ──管楽器とピアノのための室内楽作品集
Mathieu Lussier: Passages: Musique de Chambre pour Vents et Piano
・カタログ情報
ATMA Classique (00722056643528)
・主な演奏者
ペンタドル
マテュー・ルシエ(ファゴット)
ダニエル・ブルジェ(フルート)
マルタン・カルパンティエ(クラリネット)
ノルマン・フォルジェ(オーボエ・ダモーレ)
ルイ・レサール(ピアノ)
【メモ】
・楽曲、演奏共に粒揃いのアルバム。小品はいずれも管楽の楽しみを味わうことのできる伸びやかで(時としてエキゾチックな)旋律が置かれており、所々に現れる舞曲の要素もいい味を出している。特に冒頭の「パサージュ」と「クルチザンヌ」の掴みがいい。最後に置かれた六重奏曲は一番人数の多い構成になっており、独奏者が華やかに演奏するというよりも合奏に軸を置いた渋い曲調である点も他とは異なっている。
・作曲家自身によるファゴットの演奏はもちろんのこと各々表情豊かな演奏が楽しめる。