2022年8月9日

英詩和訳|シェイクスピア『ソネット集』第24歌


僕の瞳は画家を演じて盗み取ったのだ

君の美の形を僕の心の画板へと。

僕の身体はその形を収める額縁であり

一流の画家の技術である遠近法を備えている。

君はこの画家の奥にその技術を見て取り

君の真実の絵姿が置かれている場所を見出すはずだ。

その絵姿は僕の胸中の画廊に飾られており

その窓から君の瞳が覗くのだ。

さあ、瞳と瞳が交わす素晴らしい応酬を見てくれ。

僕の瞳が君の姿を描けば、僕から見た君の瞳は

僕の胸中を見せる窓となり、その奥には太陽が

嬉しそうに姿を現し、そこから君を見つめる。

しかし、この巧みな瞳はその技術を仕上げられない。

瞳は見えるものを描いてもその心を知らないのだ。


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Open Source Shakespeare|Sonnet 24


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