2022年8月24日

英詩和訳|シェイクスピア『ソネット集』第35歌


君がしたことはもう悲しまなくていい。

薔薇には棘があり、銀の泉にも泥がある。

月も太陽も雲や触に陰るものであり

最も麗しい蕾にも忌まわしい瘤が宿る。

人間は誰しも過ちを犯すものであり、僕もここで

君の罪を容認するための比較として

自分自身を腐敗させ、君の間違いを軽くし

君の罪に君の罪以上の赦しを与えている。

君の官能の罪に対して良識を呼び出せば

君を告発するはずの者が君を弁護する者となり

僕に反対して法廷弁論を開始する。

僕の愛と憎しみの間の内戦により

僕は僕から容赦なく奪う麗しい盗人の

共犯者にならざるを得なくなるのだ。


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Open Source Shakespeare|Sonnet 35


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