2022年8月7日

英詩和訳|シェイクスピア『ソネット集』第23歌


仕上がっていない俳優が舞台に立つと

恐れから自分の役を忘れてしまうように

あるいは激情に駆られ過ぎた猛獣が

有り余る力で自らの心臓を疲れさせてしまうように

僕も信じるのが怖くなって

愛の儀式のために仕上げた祝辞を言い忘れてしまう。

自分の愛の強さに

自分の愛の力に押し潰されているようだ。

ああ!僕の仕草には僕の騒ぐ胸の内を語る

雄弁にして無言の予告者となってもらい

愛のために申し立て、補償を求めるために

より多くをより多く表す舌よりも多く語ってもらおう。

ああ!沈黙の愛が書いたものの読み方を知ってくれ。

瞳で聞くことも愛の優れた知恵なのだ。


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Open Source Shakespeare|Sonnet 23


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