僕は違うが、ムーサに仕える他の人は
化粧美人に掻き立てられて詩へと向かい
天界そのものを装飾に用いて
あらゆる綺麗なものをその麗人と共に繰り返し
見事な対比の組み合わせを作り出す
太陽と月、陸と海の豊かな宝石や
四月の初咲きの花々や、天空が
その巨大な球の内に包む全ての希少な物を使って。
ああ!誠実な愛のままに誠実に書かせてくれ。
そして信じてくれ、僕の愛しい人は
天空に据えられた黄金の蝋燭ほどの輝きはなくとも
母親にとっての子供と同じくらい綺麗なのだ。
噂好きな人々には言わせておこう。
商売目的ではないのだから、僕は称賛などしない。
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Open Source Shakespeare|Sonnet 21