2022年8月17日

音楽史メモ|イタリア(1)中世音楽

 【作曲家と楽派】

▶トレチェント音楽
 Italian Trecento Music
・14世紀イタリアで発生した多声音楽の文化。
・トレチェントは「300」すなわち1300年代のこと。
・イタリアのアルス・ノヴァと評される。

▶ヤコポ・ダ・ボローニャ
 Jacopo da Bologna (1340-1386)
・エミリア・ロマーニャのボローニャ出身の作曲家。
・トレチェント音楽の最初の世代に属する作曲家。
・ミラノのヴィスコンティ家の宮廷で活動した。

▶フランチェスコ・ランディーニ
 Francesco Landini (1325-1397)
・トスカナのフィレンツェ出身の作曲家。
・幼少期に天然痘で失明し、音楽の道に進んだ。
・1361年にサンタ・トリニタ修道院のオルガニストとなった。
・トレチェント音楽を代表する作曲家。

【音源】

▶美しきマンドルラ──スクアルチャルーピ写本からのマドリガーレ集
 La Bella Mandorla: Madrigals from the Codex Squarcialupi
・カタログ情報
 CPO (777623-2)
・主な演奏者
 パラティノ87

▶ヤコポ:マドリガーレとカッチャ集
 Jacopo da Bologna: Madrigali e Cacce
・カタログ情報
 Arcana (A327)
・主な演奏者
 ラ・レヴェルディ

▶ランディーニのための月桂冠:14世紀イタリア最大の作曲家
 A Laurel for Landini: 14th Century Italy’s Greatest Composer
・カタログ情報
 Linn Records (BKD573) / Avie Records (AV2151)
・主な演奏者
 ゴシック・ヴォイセズ

▶ランディーニ:我が愛しの女よ
 Landini: Cara Me Donna
・カタログ情報
 Meister Music (MM1063)
・主な演奏者
 アントネッロ

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