2022年8月26日

英詩和訳|シェイクスピア『ソネット集』第37歌


年老いた父親が喜びをもって

元気な子供の青春の営みを見るように

運命の過酷な悪意に不具とされた僕は

君の真価と真実だけに慰めを見出す。

美貌、家柄、財産、知性のうち

どれか一つが、または全てが、またはそれ以上が

君の中に資格を得て、冠を頂いて座するなら

僕はその蓄えに僕の愛を接ぎ木としよう。

そうして僕は不具や貧しさや軽蔑を免れると共に

この影の身に実体を与えられ

君の豊かさの中で満たされながら

君の栄光全体の一部に与って生きることになる。

最高のものが何であれ、君には最高のものを願おう。

その願いを抱くことで、僕は十倍幸せになるのだ!


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Open Source Shakespeare|Sonnet 37


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