ご覧!東の方角に恵み深い光明が
燃える頭を起こすと、下々の瞳は
その新たに現れつつある姿に臣従を誓い
その神聖な王権に眼差しをもって仕える。
光明が天空に聳え立つ山を登りきっても
その壮年には力強い青春の面影があるため
命かぎりある眼差したちもその美に感動し続け
その黄金の巡礼に随行しようとする。
しかし、頂上にあった光明が軋む車と共に
老年のように昼からよろめき降りてくると
かつて忠実だった瞳たちも、今や心変わりし
その低い歩みとは別の方を向いてしまう。
君も子供を持たなければ、やがて正午を通り過ぎ
見向きもされずに死ぬことになるだろう。
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