僕は考えるのだ、成長していく全ての事物が
完全な姿を保つもの束の間であることや
この巨大な舞台が見せるものが
星々が密かな影響力で作り出す芝居に過ぎないことを。
僕は感じるのだ、人間も植物と同じように生い茂り
同じ一つの空に励まされたり邪魔されたりしながら
青春の蜜を誇るに至るも、伸びた後には枯れ始め
華やかな姿を失って忘れ去られていくことを。
こうした無常の逗留について想像していると
青春の豊かさを極める君が目に浮かぶが
その傍らでは浪費家の時間が老衰と共に議論をして
君の青春の昼を汚れた夜に変えようとしている。
万物は君への愛のために時間と戦争をしているのだ。
時間が君から奪うのなら、僕は新たな接ぎ木をしよう。
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Open Source Shakespeare|Sonnet 15