2022年7月31日

英詩和訳|シェイクスピア『ソネット集』第15歌


僕は考えるのだ、成長していく全ての事物が

完全な姿を保つもの束の間であることや

この巨大な舞台が見せるものが

星々が密かな影響力で作り出す芝居に過ぎないことを。

僕は感じるのだ、人間も植物と同じように生い茂り

同じ一つの空に励まされたり邪魔されたりしながら

青春の蜜を誇るに至るも、伸びた後には枯れ始め

華やかな姿を失って忘れ去られていくことを。

こうした無常の逗留について想像していると

青春の豊かさを極める君が目に浮かぶが

その傍らでは浪費家の時間が老衰と共に議論をして

君の青春の昼を汚れた夜に変えようとしている。

万物は君への愛のために時間と戦争をしているのだ。

時間が君から奪うのなら、僕は新たな接ぎ木をしよう。


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Open Source Shakespeare|Sonnet 15


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