2022年7月30日

英詩和訳|シェイクスピア『ソネット集』第14歌


僕の判断は星々から引き出したものではないが

僕にも占星術の心得があるとは思っている。

それが告げるのは幸運でも不運でもなく

疫病でも飢饉でも季節の良し悪しでもない。

僕には数分先の運命を教えることも

各々の人に待つ雷や雨や風を示すことも

王侯たちに行く末の吉凶を語るために

天に重ねて現れる予兆を見つけることもできない。

僕が知識を取り出すのは君の瞳からであり

その二つの恒星を読む占いの技はこう告げている。

もし君が心を改めて君自身から蓄えを作るなら

真実と美は共に栄え続けるだろう、と。

そうしないつもりなら予言しておこう

君の終わりが真実と美の滅びと終焉になるだろう、と。


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Open Source Shakespeare|Sonnet 14


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