それゆえ、冬の荒れた手に君の中にある君の夏を
汚させてはいけない、君が蒸留されるまでは。
麗しい小瓶を作り、君を美の財宝と共に
隠してくれ、その財宝が自害するまでに。
君の金貸しは違法な高利貸しとは違って
嬉しい借金で返済する人々を幸せにする。
それは君が君をもう一人増やすことであり
一人が十人になれば幸せも十倍になるだろう。
君自身も今の君よりも十倍幸せになるだろう
君の十人の子供が君を十回も再現してみせるなら。
死に何ができるだろうか、もし君が世を去る時に
子孫の中に生きた君を残していくなら。
我儘は止めてくれ、君は美しすぎるのだ
死の戦利品となり蛆虫を相続人とするには。
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