2022年7月22日

英詩和訳|シェイクスピア『ソネット集』第6歌


それゆえ、冬の荒れた手に君の中にある君の夏を

汚させてはいけない、君が蒸留されるまでは。

麗しい小瓶を作り、君を美の財宝と共に

隠してくれ、その財宝が自害するまでに。

君の金貸しは違法な高利貸しとは違って

嬉しい借金で返済する人々を幸せにする。

それは君が君をもう一人増やすことであり

一人が十人になれば幸せも十倍になるだろう。

君自身も今の君よりも十倍幸せになるだろう

君の十人の子供が君を十回も再現してみせるなら。

死に何ができるだろうか、もし君が世を去る時に

子孫の中に生きた君を残していくなら。

我儘は止めてくれ、君は美しすぎるのだ

死の戦利品となり蛆虫を相続人とするには。


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Open Source Shakespeare|Sonnet 7


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