2022年7月27日

英詩和訳|シェイクスピア『ソネット集』第11歌

 

君は衰えるのと同じ速さで育つだろう

君が後に残していく子供の中で。

若いうちに瑞々しい血を授けておけば

君が青春を離れてもその血を君の血だと言える。

この道には知恵と美と繁栄が宿り

その外には愚かさと老いと冷たい衰えが宿る。

人がみな君と同じ考えなら、時代は止まり

六十年で世界は消え去っただろう。

自然が貯めておくために作ったのではない

残酷で美点もない粗暴な人々は何も残さず滅びるがいい。

ご覧、自然は誰に最もよく恵み、より多く与えただろうか。

君はその惜しみない賜物を惜しみなく世話すべきなのだ。

自然がその印璽として君を彫った狙いは

君がより多くの印を刻み、その型を絶やさないことにある。


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Open Source Shakespeare|Sonnet 11


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