2022年7月29日

英詩和訳|シェイクスピア『ソネット集』第13歌


ああ!君が君のままなら。しかし愛しい人よ、

君が君のものなのは、君がここで生きる間だけだ。

近づいてくる終わりに備えて

君はその麗しい容姿を誰かに譲っておくべきだ。

そうすれば、君が借りて手元に置いている美の

返済期限もなくなるだろう。そして君は

君自身が死んだ後で再び君自身となるのだ

君の麗しい子が君の麗しい形を継ぐことで。

これほどに綺麗な家を誰が朽ちさせるのか。

この家は名誉ある管理作業がなされれば

冬の日の嵐のような強風にも

死の永遠の冷気の不毛な猛威にも耐えるだろう。

ああ!大切な愛しい人よ、君はただの散財人ではないか。

君には父がいるだろう。君の息子にもそう言わせてくれ。


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Open Source Shakespeare|Sonnet 13


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